資源循環社会の実装を目指します
資源循環実績
これまでにMaaR事業により回収したプラスチックの量、マテリアルリサイクルにより削減を見込めるCO₂の量を表示しています。(2023年5月17日時点。概算による参考値で、保証値ではありません。)
資源循環にかける想い
日本では年間約 600 万トンのプラスチックが焼却(サーマルリサイクル含む)され、多くの CO2が排出されてい るとともに、資源として循環していないという課題があります。
当社はこれまで、プラスチックや紙の代替となる、 石灰石を主原料とした新素材「LIMEX」の普及によりプラスチック使用量の削減に取り組むとともに、2030年までに100万トンのプラスチックやLIMEXを50カ国で循環させることにコミットし、リサイクルプラント運営等の資源循環事業を通じて、プラスチックの高度選別・リサイクル技術を磨き、マテリアルリサイクルを推進してきました。
しかしながら、私たちだけでは、すぐ先の未来にこれだけ多くのプラスチックやLIMEXを循環させるという、大きな目標を達成することはできません。新しい分別回収スキームの確立や、経済性の高い回収モデルの構築、再生プラスチックの利用促進、分別意識の醸成など、パートナーシップを実現して対応していくことが必須だと考えています。
私たちは皆さんの力を必要としています。日本のプラスチック資源循環、そして世界のプラスチック資源循環に向けて共に行動しましょう。
MaaRとは
資源循環のループを構成する使用→回収→選別→再生→製品化のすべての過程、または核心となる部分を、社内に持つ技術とノウハウ、さらに社外に広がる豊富なネットワークによって構築します。社内外のリソースを適材適所で組み合わせ、資源循環のオープンイノベーションを促します。こうして一般消費者向け及び事業所向けの資源循環をコーディネートする事業を「MaaR(マール)」というブランド名で展開しています。
「MaaR」は、素材や製品を製造・販売する「動脈産業」と、不要となった製品を再資源化する「静脈産業」の機能を共に担うことで、効率的なリサイクルチェーンを構築し、世界中で高まるサーキュラーエコノミーへのニーズ等にスピード感をもって応えることを目指しています。
2022年4月にプラスチック資源循環促進法が施行され、国内におけるプラスチックの資源循環の更なる促進が重要視される現在、TBMはMaaRを通じて、使用済みのLIMEX製品およびプラスチック製品のマテリアルリサイクルを促進していきます。
MaaRブランド第一弾
MaaR for business
オフィス等の事業所を対象とした法人向けの資源循環サービス
一般消費者及び事業所向けに資源循環をコーディネートする事業「MaaR」。そのパッケージサービス第一弾が、オフィス等の事業所を対象とした、法人向け資源循環サービス「MaaR for business」です。
MaaR for businessは、「使用時のプラスチック削減」「使用後のマテリアルリサイクル推進」「社員の意識醸成」の3つのアプローチで、オフィスにおけるプラスチックの資源循環を促します。
サービスの導入企業は、オフィスで活用できるLIMEX製のクリアファイルやボールペン、再生プラスチック製のごみ袋等の環境配慮製品を活用でき、オフィス用品をサステナブルなアイテムに置き換えできます。また、オフィスで使用したLIMEX製品やプラスチック製品を分別ボックスを用いて集めると、当社が引き取り、資源として循環させます。さらに、定期的に従業員向けの環境ニュースのメールマガジンや環境教育資料を用いて、社員の意識醸成を図り、オフィスでのリサイクル活動への参加を促します。
「プラスチック使用を抑制する」「資源は分ける」ということを日々の習慣にすることで、自然と従業員の環境意識を醸成することができます。